Cremonakuga violino製、肩当て

久我ヴァイオリン工房

肩当て
ちょっとおしゃれな色彩です。

"il songno d'oro Ⅱ"  黄金の夢を!
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新しい肩当てを開発中。
今のところ販売の予定はありませんが、肩当てを使わないほうが、音は良いと考えています。

しかし、いろいろな理由で、肩当てを使わざるを得ない場合があります。
また、ヴァイオリンによっては、肩当て自体をしない方が良い場合もあります。
ブリッジ式が、シェアを占めていますが、ヴァイオリンを固定せず、動かし、浮かせ、横に振り・・
身体と同じに、自由に動かし、演奏をするための肩当てを求め・・・
前作を参考に、前作より、音が良い=損なわない効果を・・・・

3種類を試す、
高さは3種類で、重さは、8g前後と、ほとんど付けている感覚はありません。

高さ17mm・・・8g弱
   22mm・・・8g
   27mm・・・8g強
素材は、スポンジのようなラバーのような素材です。
表裏には、それぞれ本革が貼られています。
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ブリッジ式は、裏板を押さえないので、裏板は自由に動けます。
しかし、横を押さえるので、楽器によっては良くない場合もあります。もう一つは、重さがあることです。
そして、完全にヴァイオリンを固定しますので、スタイルも固定されます。身体に当たり、痛いとか!合わない肩も多いようです。

肩当てをしない場合は、身体の体温が、直接、裏板が受けるため、ニスが取れ、音を変えます。特に体温が高い、汗を多い方には、ダメージも多いようです。また、振動を体が吸収することも良くない場合がります。肩当て無しでは、やはり肩で固定するというよりは・・・・・

空気枕のようなもの、完全に肩の形になったスポンジ、そして、ラバーの物など、いろいろ出回っています。
服の中に収めるもの、などなど・・・


肩当ては、使う人の、スタイルに合った、そして音が悪くならないものが理想ではないかと思います。慣れもあるので、選ぶのは難しいアイテムでもあります。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・いろいろ試す中で、ほんの少し押さえても、音は悪くなることが分かります。まず、大きいものは、安定性は良いようですが、やはり音を吸収してしまいます。また、小さいと、安定性が悪く使いにくい。
例えば、張る革の種類でも大きく違ってしまう。なかなか難しいアイテムです。器用な方は、ご自分で作って使っている方もいらっしゃると聞きます。
革を貼るのは、楽器の保護を、しかし、皮革と スポンジ&ラバーとでは 直接どちらが音に支障が無いか??なかなかデリケートで難しい。その皮革も、表、裏で大きく違う、今回は裏革で試作。裏革は、より滑らかより、ごわごわしたほうが音に良く感じます。柔らかいのは、音を吸収しやすいと感じます。
皮革は、一定な品質を維持することは困難です。

しかし、こだわると・・・・・追究芯が、生まれ、とめどがなくなります。



どんなタイプでも合う、合わない、使いやすい、使いにくい・・・楽器により、少しでも裏を抑えると音が抑えられるなど・・・・・・小さな付属品ですが、その要求される縁の下の力は、とても大きいものがあります。

仕事の合間に、何度も、何度も、試し、耳で音が、小さくならないか??音色はどうか?高音は損ねないか?低音は、変わらないか????肩当て無しを基準にし、工夫を凝らし改造し、大きさ厚さ、形状、操作性・・・を形にまとめていきます。
結局、大きいと良くないことが、当たり前ですが、分かる。小さいと、不安定になり使いにくい・・・
小さいと、あまり厚くできない・・・・などなどきりがないのですが!

トップソリスト個人的に、これでないとと・・名器に使用されています。
なお
現在販売計画なし・・・


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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Cremonakuga violino・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
by cremonakuga | 2013-07-27 19:39 | ♪♪ Vnの音と付属品 | Trackback | Comments(0)
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