久我ヴァイオリン工房
cremonakuga violino
久我ヴァイオリン工房勉強会
・・・・・2012年ストラディヴァリウスコンサーへ・・・・・・
2012年9月10日(月)・サントリーホールにて
友人で、Cremonaで一緒だったM工房のMさんを誘って鑑賞しました。
今回は、前回に比べ、出演者が少ないいのと、楽器も少なかったので、個々の楽器の音質を聞き分けることの楽しみが・・・少し残念でしたが・・・・
それでも、久しぶりのすばらしい音、音楽を聞くことが出来て楽しかった。休憩の赤ワインが効いて、後半は心地よさ襲い瞑想しながら聞いた。
やはり、年代別のストラディヴァリウスの音質が、その年代と、製作内容で、顕著に、わかるのが面白かった。
例えば、最初のAntonin Dovorak(1841~1904)の
2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏「テルツェット」では、おもしろかった。
中央が、東京クアルテット磯村和英さんパガニーニの所有していたパガニーニクアルテットの中のヴィオラ1731年と、左にヴィヴィアン・ハーグナーさんの1717のSasserno、右に、有希・マヌエラ・ヤンケさんの1736ムンツ、
1736は、当然低音が、1717は もちろん高音が光った。そう作られているから予想の通りでした。
ヴィオラは、気品があり、とても良かった。
最後の弦楽八重奏・・・メンデルスゾーン・変ホ長調 作品20ではヴィオラが2挺、一挺は同じ、パガニーニクアルテットの1731もう一つは、アーキント1696年(英国王立音楽院)、アーキントは最近私が作ったトスカンとほぼ同じ大きさです。(横板の高さがアーキントの方が低い=内部空間が狭い)
耳を澄ましてアーキントの音を拾った・・・・私の好きなのは1731年の方が好きな音質だった。
久しぶりのサントリーホール席の2階席のL席の一番前で、良く見え、良く聞こえた。
時々、耳を澄まして勉強することが、製作者にとって、とても大切です。
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