久我ヴァイオリン工房
cremonakuga violino
久我ヴァイオリン工房で只今製作中のヴァイオリン・・・・・・・・
'Antonio Stradivari 1709Marie Hall- Viotti'
上下のブロックで、総てのブロックが型に接着されました。
ブロック材は、イタリアのsalice=柳材です。型材は、noce=クルミ材を使用しています。
ブロック材と、ライニング材には、
ストラディヴァリ用には、saliceを使います。グアルネリ・デル・ジェズ用にはabete rosso=赤樅を使います。
平面の台は、大理石などの平面が良いのでしょうが、反りにくい厚めの合板と、厚いガラス板を使っています。それでも木の合板は、年々、少しずつ変形してきます。その都度カンナで、平面にしながら、使っています。使わない時には、立てかけておけるので便利。Cremonaでは、学校の大きな大理石版を、個人的な仕事も、持ち込んで使わせていただきましたが、スペースが有れば、欲しいのですが!
合板のほかには・・・型の下部に2本の木の棒(faggio=ブナ材)を挟み、型が丁度ブロックの中央に位置するようにしますが、どこへしまい込んだか???代用品を使ったのっですが、均一な厚さでないと、精度が落ちるので、時間を浪費しました。
この型の方法では、原始的な、こまかな道具など、なるべく正確に使わないと、あとで、いろいろ修正が重なり、修正の修正の修正が必要になったりして、いろいろ狂いが生じます。 それらを記憶し、神経を使いながら目的地へたどり着くのは、結構疲れますので、急がば廻れ~、その都度正確な仕事を・・・こそ結論です。
まあ・・・そこがまた味になって機械的な部分ではなく、温かみがあって良い部分かも分かりません。!?
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