久我ヴァイオリン工房
Cremonakuga violino
Caffe o Te
Giuseppe Guarneri del Gesù 1744 ヴァイオリンを作る。
墨を入れた。
スクロール の渦巻きは、形自体が、アンティークになっているため、入れられなかった。
F孔で感じたことですが、
上の目玉の脇は、実物をポスターで良く観察すると、F孔として見えている部分は、
墨で消された部分(実際には、盛りあがっている部分)が、分かる。
細く見えていても、実際は、もう少し丈夫に出来ている。
場所により、墨を渕まで塗り過ぎると、F孔が大きく見えます。
また、その逆もあります。
F孔の断面をどうするか、墨をどう入れるかで、見た目と、丈夫さ、操作できます。音にも関係する
F孔の穴を広く見せたいが、実際は狭くしたい場合、
F孔の厚さの外側を広くし、中側を狭くする、
断面に墨を塗ると、浮き出て広く見える、しかし実際は、狭く出来る。
そう思って作ったわけではないと思いますが、
見た目と、丈夫さを考える上では、使える技術です。
ヴァイオリン、スクロール デルジェズ
スクロール・デルジェズ
マスキオの模様が浮き出ています。
F孔、横板の墨が全体の印象を 引き締めます。