久我ヴァイオリン工房
Cremonakuga violino
Caffe o Te
del Gesu Ole Bullは
どこのヴァイオリン工房でも、通常は、ヴァイオリンの板は、四角いまま、接ぎます!?。
今回は、最初に、いろいろ取れる部分をカットしたので、四角く なくなってしまいました。
余分が無くなった分の補強の木材を、 今、へりに接着しています。
これだけ、取れましたが、バスバーは、ヴィオラのカット残りを使おう!
ヴァイオリン工房に眠むる板には、長い歴史が・・・・
これらは表板、現在進行の板では、有りませんが、年輪の数を数えてみました。
真中、芯の部分は無いので、そこは推測して、
これは、170年くらい
こちらは、120年くらい
つまり、170年のは、1995年伐採ですから170年前1825年生まれ…・
もう一つは、多分2000年くらいにカット、つまり1880年に芽を出したのだろう!
1825年なんて、歴史を感じます。丁寧に使わないと バチが当たるような気がする。
材木にも命が宿っているようにも思えます。
今作っている木材は、年輪は細かく、140年くらい、2001年伐採からは、1861年生まれということになります。
Giuseppe Ceruti 1787 ~1860
Enrico Ceruti 1808 ~1883
Giovanni Francesco Pressenda 1777 ~1854
Giuseppe Antonio Rocca1807~1865
同じ時代に、この1825年の木は、既に、アルプスに存在していたことになる!
植えても、細かいのは、150くらい待たないと伐採できない…・・
気候 、場所や、木どうしの,間隔も大切だし…・
かつて、ヴェネツィアは、アルプスに船用の、木材にする森林を、一本一本帳簿につけて、管理していたようです。
日本にも、そんな森林があったら、 ヴァイオリン作りとしては、なんか心が温かくなるような…・・妄想が膨らみます…・ヴァイオリン工房には、長い年月を生きてきた、木材さん達が、今か今かと、作られるのを楽しみに待っています。
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